今後に備えて【A:事前にできる10のこと】

≪家畜≫

  1. ハザードマップで畜舎の立地を確認 
    どんな危険があるか調べておく。ハザードマップポータルサイトを参考に
  2. 緊急連絡先を書いておく
    家畜保健衛生所、行政、餌会社、獣医など。※【E-1 マイ防災ガイド】もぜひ活用してください
  3. 畜舎の補強
    古い畜舎、簡易畜舎は要注意。大雨や洪水に対しては排水対策。
  4. 自家発電機の準備
    ソーラー発電、水力発電、風力発電など、停電時でも使える発電方法を確保しておく。
    使用機器の消費電力量に見合ったものを整備
    参考リンク:201902_saigai_rakuno_manual.pdf (hokkaido.lg.jp)
    (「発電能力の関係で、バルク、ミルカー、バーンクリーナーを1種類ずつしか動かせなかった。そのため、順番に動かしたが、バルクを満杯にすると冷却に時間がかかるため、半分の頭数ずつ搾乳し、冷却するという方法をとった。」http://jlia.lin.gr.jp/signpost/08_k01.html より )
  5. 断水時に水を得る方法を確保
    山水を引いておく、井戸水を汲めるようにしておく、川の水の揚水、貯水タンクなどにストック確保、停電時でも使用できるポンプを用意するなど。
    参考リンク:201902_saigai_rakuno_manual.pdf (hokkaido.lg.jp)
  6. 餌をストック
    粗飼料は、乾草よりも水に強いラップサイレージがよい。
    理想は1年分用意し、常に補充して、新しいものに更新する。農水省の指針では最低1週間分。
  7. 避難所の確保
    1)個人で農地・耕作放棄地や畜舎を探して確保し、柵を張って日頃から放牧しておく。
       牧柵の張り方はこちら!
    2)酪農組合や畜産組合、JAや共進会等の集まりで知り合い作り、いざと言う時に避難しあえるよう民間レベルで相互協定を結ぶ。
    3)近くの共同牧野、公共牧場を探し、災害時に避難できるよう話をつけておく。
  8. 家畜・餌の移動手段、燃料の確保 
    トラックなどを確保しておく。家畜車の作り方はこちら!
    燃料をストックしておく。 
  9. 導入と訓練
    発電機、電気牧柵、非電力の搾乳キット、IoT(遠隔飼養管理など)、それぞれ使えるようにしておく。発電機が無ければ、トラクターにバキュームカーをつないで搾乳することも可能。
    利用ガイドはこちら!  
  10. 周りの農家と助け合える関係を築く
    情報交換会、懇親会などを開き、交流する。笑顔を大事に!

≪人≫

1.避難経路・避難場所の確認
2.安否確認の方法(家族の連絡方法、連絡先の確認)
3.周囲との連携(日頃から声かけを行い、災害時の支援などについて確認。)
4.食糧、備蓄水の十二分な備蓄
5.災害時の役割確認(ex.非常持出品を運び出す人、ガス栓・ブレーカーの措置など)
6.防災訓練に積極的に参加(住んでいる地域の防災体制の確認は必須。近年、参加型の訓練が増加傾向にある。)
7.自分の家の安全対策(ex.家の敷地内は落下や転倒を防止する対策を施す、窓ガラスに飛散防止フィルムを貼る。)
8.生活再建に必要なお金の把握
(住宅が被害を受けた際に使える公的な支援制度は存在こそはする。しかし、公的支援のみで住宅再建は不可能。生活の再建には家財の再取得も必要となる。非常時に備え、再建費用を試算し、保険・共済による備えを。)
9.災害時に受診できる医療施設の確認
10. 非常持ち出し袋の準備、非常時に必要なものの確認

タイトルとURLをコピーしました